ガソリン臭い

PWK装着車両です。
オーバーフローパイプを駆動ケース下側まで下ろしていますが・・・。
漏れ出てきていないのに、「やけに臭い」とNさん。
「キャブの下でホースが抜けている」とのことで、ご入庫いただきました。
ホースをつないだものの、アイドリング状態では、ホースの先からガソリンが滲んできます。
回転が上がれば、漏れ出ていないようなんですがね。
キャブをばらして、原因探しです。
フロートレベルは問題ないのに、なぜ漏れ落ちてくるんだろうということで・・・。
ガソリン臭い_b0020250_19202412.jpg
ニードル部分を詳しく診てみます。
”おっほー”なるほど。
ニードルバルブにあるダンパーが、縮んでいます。
写真上が正常なものです。
見にくいですが、下が付いていたもので、ダンパーのストロークが少ないです。
フロートの揺れをダンパーで押さえて、フロートバルブのチャタリングを防止して、油面の高さを安定させているんです。
特にアイドリング時は、エンジンの揺れが大きいですからね。
その油面の変化を、ダンパーが吸収できていなかったということか。
症状と原因が合わさりました。
ガソリン臭い_b0020250_19201769.jpg
漏れが止まりましたので、ガソリン臭いのも改善されるでしょう。
しばらく様子を見ていただくことにしました。

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by moltobene1 | 2019-11-07 22:11 | nabeさんのイタスク屋日記 | Comments(0)

イタリアン・スクーター大好き!


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