キャブの廻りから漏れているようだと、レスキューされてやって来ました。それでも、入庫して頂くまでしばらくお待ち頂いていました。たまたま知り合った方がココのお客様だったそうで、今回のトラブルで紹介してもらったのを思い出されたとか。ともかくお預かりして、状態を見てみます。
点検箇所が全て見えるように、カウル類は外してしまいます。エンジンは、掛かりそうで掛かりません。燃料が、ポタポタ落ちてきました。キャブのオーバーフローパイプから、漏れ出た痕があります。
燃料ホースもカチカチです。
触っていたら、ポロッと千切れました・・・危ないところですわ。
ストレーナーに燃料が、少ししかありません。
ということは、燃料ホース劣化/燃料の流れが悪い/ストレーナー詰まり/電磁ポンプが止まる/キャブに不純物/オーバーフロー
症状をまとめていけば、原因が判ろうというものです。
燃料タンク内を含めて、キャブまでの全てのラインの見直しですな。
中途半端に直して、何回も同じ症状になったことがありますので、学習機能は働かせなくってはね。
ST/RSTでも、負圧タイプの燃料ポンプの車両もあって、このような症状は出にくいです。
STの最終モデルは、この負圧タイプに変わっていましたね。